カジュアルウォーターの処置方法は?救済時にボールを拭くのはNG?
2018.06.30[土]
カジュアルウォーターとは、もともとそのコースに設定されていたウォーターハザードとは別に、雨などが原因で一時的に発生した水溜まりのことです。ルール上でもウォーターハザードとは明確に区別されており、カジュアルウォーターにボールが入ってしまっても、ペナルティーが発生することなく、ボールを移動させることが認められています。
雨などで一時的に発生した水溜まりを意味するカジュアルウォーター
自然現象でコース内に水溜まりができていても、カジュアルウォーターと認定されるケースとされないケースがあるので、状況によってはプレー前にルールの確認が必要です。具体的には、土が何となくやわらかい、ぬかるみ状になっている程度、足で踏みつけると水が浮き出てくる程度のケースではカジュアルウォーターと認められないケースがほとんどです。
カジュアルウォーターの救済を受けないという選択肢も存在します
カジュアルウォーターの処置が必要であると認定された後、救済を受けるか否かはプレイヤーが任意で決定できます。実際に、救済を受けた場合のニアレストポイントが不利な状況であるならば、あえて救済を受けずにプレーを続行する方がいます。
一方で、不安定な環境で正確なショットを行う自信がない場合には、多少不利な状況になっても、素直に救済を受けておいた方が無難です。
カジュアルウォーターでついた汚れを拭く前にルールの確認を
カジュアルウォーターにボールが入った場合、ボールが泥まみれになってしまうことがあります。正式なルールでは、ボールについた泥を拭く行為は認められていません。しかし、初心者が集まる競技会や、友人や同僚が集まって開催される交流のためのコンペなどでは、ルールでボールを拭くことが認められているケースは多いです。
一般的には、泥まみれになったため、ボールのマークや番号が確認できない場合にのみ拭くことが認められます。ボールを拭く際には、ルールをしっかり確認しておきましょう。