ゴルフのコースは左利きに不利?左利きなのに右打ちが推奨される理由とは?
2017.02.28[火]
一般的に左利きなのに右で打つことが推奨される理由として、ゴルフコースが右打ちの方が攻略しやすいものが多いということが挙げられます。
ゴルフのコースが右打ち有利なのは本当なのでしょうか。
左利きなのに右打ちが推奨される理由について調べてみました。
■ゴルフのコースは左利きに不利なのか
左利きが不利だと言われるその理由のひとつは、ゴルフコースではフェアウェー右側に壁や丘を作ってあるというものです。
右打ちの人にありがちなスライスショットを打ってもOBを防ぐよう右にコースに右利き有利な工夫がなされているというものです。
また、コースの右ドッグレッグと左ドッグレッグの比率では左ドッグレッグの方が多いというデータから右打ちが有利という説もあります。
とはいえゴルフのコースが右で打つゴルファーを想定して設計されているのであれば、右打ちに攻略しにくい工夫もなされているためゴルフコースが全て右打ちに有利とは一概に言ません。
ですがコースの設計によっては明らかに右打ち・左打ちで有利不利が出るものもあります。
例えばマスターズのオーガスタナショナルGCのコースは左に曲がるコースが多いため左打ちが攻略しやすいコースとして有名です。
そのためマスターズで優勝する選手で左打ちの選手が増えている現状があります。
コース設計によっては右打ち・左打ちで違いが出るものもありますが、全てのコースが左打ちに不利という訳ではなくコースによって異なると言ます。
■左利きなのに右打ちが推奨される理由
ひとつは道具の問題があります。
左打ち用の用具は右打ち用と比較すると種類が少ないため右打ちのようにいろんな種類の道具を選べません。
さらにゴルフ練習場では左打ち用の打席が少ないです。
そのため右打ちの人と向かい合わせになって練習することになるので練習時に気が引けてしまうこともあります。
このように道具や練習環境の面で不利なことが多いため左利きの人に右打ちを推奨しているのが現状です。
■左利きは右打ちにするべきか
ゴルフクラブなどの道具の種類や打ちっぱなし練習場等の環境面を考えると右打ちで練習するメリットはあります。
右打ちでも感覚がつかめる場合はそれもよいですが、左打ちの方が感覚がしっくりくる場合はそちらの方が楽な気分で練習できるのでスコアが伸びやすいです。
岡本綾子プロは左利きの右打ちですが、道具がないから右打ちにしただけで左打ちでプレイしていればもっとスコアが伸びていたと言います。
実際左利きの人は右打ちと左打ちの両方を試しながら、環境や自分の感覚をふまえて自分に合う方を選んでいます。
ゴルフコースは左打ちに不利と言われることもあります。
ですが実際プレイしている左打ちの人の中にはボールのコントロールができれば気にならないという人もいます。
逆に多くの右打ちのゴルファーに攻略しにくいコースであれば左打ちに有利かもしれません。
現在の日本では道具や練習環境面から右打ちが推奨されています。
ゴルフが上達するには自分にとってどちらがベストなのかを考えて右打ちにするかどうかを選ぶとよいでしょう。