ゴルフのスイング時の視線(目線)はどうしたらいい?
2017.06.05[月]
ゴルフでアドレス(構え)に入った時、目線はどこを見たら良いのか、という疑問には、明確な答えがあります。
正しい目線・視線でスイングすることができれば、ゴルフの上達の助けにもなるので、しっかりと目線について知っておいて下さい。
■バックスイングからインパクトまでの目線
ショットの始動であるバックスイングから、ボールを叩くインパクトまでは、ボールから目線を切ってはいけません。
ボールから目を離さず、ずっと見たままでいるということは、頭がしっかりと固定できるということに繋がります。
頭の固定により、スイング時にバックスイングからトップ、ダウンスイング、インパクトまで、目とボールの距離が一定になり、スイングの軸も定まるので、体が左右に動くスウェイや上下動を防げます。
■インパクトからフォローまでの目線
そして、インパクトでもボールを見続けて、フォロースイングの間にもできるだけボールがあった場所に目線を置いておくことでヘッドアップを防げます。
ヘッドアップはボールの行方を見るためにインパクトする前から目線が前方に移動して、顔が起き上がることを指します。
ボールから目線が切れてしまうために、ボールにまともにインパクトせずダフりやトップのミスを起こしたり、体が起き上がることでフェースが開いてスライスする、などの弊害が生まれます。
ボールを打った後の動作であるフォロースイングでは、クラブを振り上げる軌道に従って大きく体をひねるために、ずっとボールがあった場所を見つめ続けるのは不自然な体勢になってしまいます。
フォローの時には、「できるだけ見ておく」という意識をもって、あとはクラブの動き、体のひねりに合わせて自然と目線をボールが飛んでいった方向に移すという感覚で大丈夫です。
■パッティングの時は終始目線はボールの位置
ドライバーやアイアンでは、フォロースイングで目線を自然と前方に移しますが、パッティングでは、目線はボールの位置から離さないのが理想です。
パッティングでは、他のクラブと違って大きなスイング幅を取らないので、フォロースイングでも前傾姿勢を保ったままでいられます。
そのため、スイングが乱れることのないよう、目線はボールの位置を保ったままにするのが良いのです。
■目線を意識しながら色々な練習を
目線の位置がわかったら、あとは練習あるのみです。
打ちっぱなしでも、目線キープで打つことを心がけて下さい。
また、打ちっぱなしにいかなくても、タオルや新聞紙などをクラブに見立てて、家で素振りの練習ができます。
その際にも目線のキープは意識できるので、目線についてはどこでも練習できる要素と言えるでしょう。
しっかりと見据えるつもりで、ボールのある位置に目線を合わせ、素振りを繰り返せば、自然なフォームを固めることもできます。
目線を意識しつつ、手軽な練習を毎日繰り返して、上達の第一歩としましょう。