アーリーコックとはどんな打ち方?メリットとデメリットも紹介
2018.05.01[火]
アーリーコックを適切に行うためには、コックが何を意味しているかある程度は理解しておくことが必要です。コックとは、バックスイングする際に生まれる左手首の角度を意味します。
なかでも、意識的に手首の角度をつくることをコッキングと言います。
■バックスイングの始動と同時にコッキングするアーリーコック
一般的に、ゴルフにおけるコックはアーリーコックとレイトコックの2種類です。
レイトコックは、バックスイングからトップ付近でコッキングを行うことを意味します。
一方で、アーリーコックは、アドレスからバックスイングを行う際に、同時にコッキングを行うことです。アーリーコックのアーリーは、英語のEarly、早くを意味します。
■アーリーコックは初心者でもタイミングがとりやすい
アーリーコックのメリットは、初心者でもコッキングのタイミングがとりやすいことです。タイミングがとりやすい理由は、スイングの始動からコッキングの動作がはじまっているからです。
トップの位置でコッキングするレイトコックの場合、行うショットによってコッキングのタイミングが変わってきます。例えば、ドライバーでフェアウェイを目指すコントロールショットやスイング幅を小さく調整するアプローチショットなどでトップのタイミングが変わります。
コッキングのタイミングが変わらないアーリーコックであれば、振り幅の調整に集中することが可能です。
■トップが小さくなって飛距離が伸びにくくなります
アーリーコックのデメリットは、レイトコックと比較して、トップが小さくなりやすいことが挙げられます。トップが小さくなる理由は、速い段階でコッキングを行うからです。
トップが小さくなると、スイングがコンパクトになるため、飛距離を伸ばすことがむずかしくなります。
手元でコッキングを行うことから、慣れないうちは手先でこねてしまうなどして、インパクトの際プッシュアウトしてしまうことがあります
レイトコックとアーリーコック、どちらを使用すべきか状況に応じて変わってくるので、ぜひ挑戦してみて下さい。