非力が原因?女性がゴルフで飛ばない理由と解消方法
2017.05.01[月]
ゴルフにおいて、男性ゴルファーと女性ゴルファーの最も大きな違いは、飛距離にあります。
男女では、全身の筋肉量に差がありますから、ボールの飛距離に違いが出るのは当然ですが、それなら女性ならではの練習やスイングで少しでも飛距離が出るように工夫する必要があります。
■クラブ別・男女別の飛距離の違い
アマチュアゴルファーのクラブ別の飛距離は、一番飛ぶドライバー(1番ウッド)で男性230ヤード、女性175ヤードで、実に55ヤード(約50メートル)もの差があります。
アイアンでは、よく打ちっぱなしの練習で推奨される7番アイアンの場合、男性140ヤード、女性90ヤードで、こちらも50ヤード(約46メートル)違います。
短い距離を寄せるシーンで使うPW(ピッチングウェッジ)では、男性105ヤード、女性60ヤードとなり、45ヤード(約41メートル)の距離差が出ます。
男性と女性の飛距離の差は、クラブにより違いますが、最大で1.75倍もあるのです
■体力、筋力、握力などの違いで飛距離に差が出る
男性と女性が使うクラブに、重さやシャフトの柔らかさ、ロフト角の違いはありますが、飛距離に違いが出るのはやはり体格や筋力、握力などの差でしょう。
体格が大きければ、大きなスイングで遠心力を利用したスイングができますし、筋力はスイングそのもののパワー、握力はインパクトで押し込めるかどうかに違いを生み出します。
女性は男性と比べて非力なので、どうしても飛距離では劣ってしまうのです。
■非力な女性でも飛距離を伸ばす方法がある
女性が男性並みの筋力を持つのは難しいので、スイングを工夫して飛距離を伸ばすしかありません。
よく「ヘッドを走らせる」といいますが、クラブの先端にあるヘッドのスピードを上げると飛距離は伸びます。
そのためには、上手く体を回転させ、左手主導でスイングし、インパクトの直前で固定していた手首をリリースすると、右手の親指と人差し指を支点としたテコの原理が働き、ヘッドが上手く走ります。
また、インパクトの瞬間にスイングを真横から見た場合、頭が右側(ボールより後ろ側)にある「ビハインド・ザ・ボール」の状態を作ることを意識すると、体を回転したパワーがシャフトに伝わり、ヘッドスピード自体が大きく上がらなくても、クラブの反発力によってヘッドが走ることになります。
ほかにも、様々な練習法がありますが、スイングについての練習はスクールに通ったり上級者からのチェックを受けたりするのが一番です。
周囲からのアドバイスを上手く吸収して、飛距離アップを目指して下さい。