ゴルフ場に出るときの女性は襟付きの服装にすべきか?
2017.05.01[月]
紳士のスポーツとして知られるゴルフには、王家や貴族が夢中になったという歴史があります。
男性上流階級の社交場という側面も合ったゴルフは、服装に対してのルールが決められていきましたが、女性がゴルフを楽しむようになってまだ歴史が浅いので、女性の服装についてはあいまいな場合もあります。
服装のルールを知らないと自分が嫌な思いをするばかりか、同行者にも恥をかかせてしまうことがあるので、ここでは、女性がプレーする場合の服装について紹介します。
■ゴルフ場で求められる服装ルール
ゴルフをプレーする際の服装には、統一ルールブックで服装はこうではいけない、というような決まりごとはほぼなく、ゴルフ場ごとの規定によって異なります。
それでも、基本的なこれだけは守ればOKというラインが存在します。
男性は襟付きのトップスに、ロングパンツ、ゴルフシューズに帽子もしくはサンバイザーという格好が求められます。
そして女性についてですが、トップスは、襟付きが前提で、ハイネックやタートルネック、高さのあるモックネックなども大丈夫です。
ボトムスは、チノパンなどのロングパンツを始め、スカートやキュロットなども着用できますが、ボールが林や深いラフに入ることがあったり、虫刺されへの対策としても、長めのソックスなどを着用して脚をあまり露出しないことが望まれます。
あとはゴルフシューズと帽子、もしくはサンバイザーを着用すれば準備万端です。
■伝統あるゴルフならではの服装規定「襟付き」
男女ともに襟付きのシャツがベストとされることが多い、ゴルフの服装ですが、なぜ襟付きとなったのでしょうか?
15世紀にゴルフの発展に寄与したスコットランドのスチュワート王家は作法に厳しく、ネクタイとスーツ姿というフォーマルな格好でのプレーを推奨しました。
その後、20世紀になって、アメリカでゴルフブームが巻き起こると、フォーマルな服装は避けられるようになり、格好はラフになっていきました。
そこに歯止めをかけるため、全米ゴルフ協会が「服装規程」で定めたのが、襟付きのシャツを着用しなければならないという決まりなのです。
■決められたルールの中でどうやってオシャレを楽しむか
襟付きシャツなどと、マナーがありますが、それでも女性ならばめいっぱいオシャレを楽しみたいものです。
今はレディースゴルフウェアも充実し、遊び心のあるデザインが多い「パーリーゲイツ」、スタイリッシュや可愛さなど幅広い「キャロウェイ」、運動性・機能性に優れる「アディダス」、上品なテイストの「ゾーイ」、スポーティでカラーが鮮やかな「ルコック」など多くのブランドが揃うので、その中から自分に合ったものを選ぶことができます。
また、襟付きシャツの上から、可愛いカーディガンやカラフルなベスト、ウインドブレーカーなどを着用しても着こなしとしてオシャレを演出できます。
ほかにも、ゴルフ専門のブランドではなく、ユニクロなどのウェアを着用するのもありなので、マナーの範囲内で自分流のゴルフウェアコーディネートを楽しんで下さい。